皆様こんにちは。
ことのは、中小企業診断士の山下典明です。
展示会:第7回 HR EXPO (東京ビッグサイト)
開催日:2018年7月11日~13日
- 最新ITツールは、複数サービスの連携がキモ!
- ITツール導入で、大幅に手間削減が達成可能!
- ITツール導入は、社内ルール明確化が大前提!
- ITツール運用は、ヒトへの段階的措置が必要!
- ITツール定着は、忍耐強い計画実行が不可欠!
少し前になりますが、東京ビッグサイトにて開催された展示会、「第7回 HR EXPO」に行ってきました。目的は、人事労務管理・勤怠管理・給与計算、そして働き方改革、これらのITツールに関する情報収集。さらには、利便性の高いITツールが導入されることで、士業の在り方も変化するであろうことを見込み、今後どのようなサービス提供が可能なのか、そのあたりも考えながら各ブースに立ち寄りました。
人事労務・勤怠管理・給与計算、これらが1つにまとまった製品というより、個々のサービスが様々な会社から用意されており、それらを組み合わせていく使い方が特徴的でした。
例)複数社サービスを活用
人事労務⇒A社サービス
勤怠管理⇒B社サービス
給与計算⇒C社サービス
何か一つサービスを導入すれば、全てがスムーズにいく訳ではありません。
データ連携を上手く活用することで、最大効果を享受できる仕組みです。
言うまでもありませんが、
各社サービスを利用する上では月額が発生します。
個々のサービス単価(300円/人~等)は安く感じますが、、、
積み上げるとそれなりの価格になります。
例)積み上げ(社員数50人の場合)
300円×50人×A社サービス = 15,000円/月
350円×50人×B社サービス = 17,000円/月
400円×50人×C社サービス = 20,000円/月
合計=52,000円/月
年額=52,000円/月×12ヶ月=624,000円/年
単価のインパクトが強烈ゆえ、
見た目で錯覚を起こさないようにご注意ください。
※1ヵ月契約~年契約、契約方法も様々。
だとしても、上記のケース、人事総務部門の手間がかなり減るので、その価値はあります。
例)削減できる手間(代表例)
情報入力(A社サービス) | メール案内(会社)⇒スマホ入力(本人) |
役所手続(A社サービス) | ワンクリック(電子申請) |
勤怠集計(B社サービス) | クラウド登録、一括管理 |
給与計算(C社サービス) | 勤怠連携、電子給与明細 |
ただし、上記は「導入~運用~定着」、全てが上手くいった場合です。
そのために必要なことは、、、
- 社内ルールが明確であること(※ITツール導入に不可欠)。
- 従業員へ社内ルールが徹底できること。
- 従業員がITツールを利用すること。
- 管理者がITツールに精通すること。
- トップマネジメントが導入・運用に積極的であること。
従業員の中には、ITツールの利用に不慣れな方もいます。そのような方が、ITツールをどうしても利用してくれない場合は、その方々だけ今迄のやり方を継続、管理者が情報を集めてITツールへ入力する必要があります。導入後の入社については、ITツール利用を義務付けるようにしましょう。そして、これを忍耐強く続けていくことで、徐々にITツール利用度を高めていくことになります。
なお、通常のケースは、これらのITツールで対応することが可能です。しかし、イレギュラーなケースや労務トラブルとなると、話は別です。やはり、豊富な知見や経験のある専門家によるアドバイスを踏まえ、隙なく丁寧にすすめていく必要があります。
補足)気になる最新ITツール
- SmartHR(https://smarthr.jp/)
- Freee(https://www.freee.co.jp/?referral=aw_freee)
- MFクラウド(https://biz.moneyforward.com/)
- KingOfTime(https://www.kingtime.jp/)
- AKASHI(https://ak4.jp/)
- ChatWork(https://go.chatwork.com/ja/?click=header-navi)
- 他多数
中小企業診断士 山下典明
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