皆様こんにちは。
ことのは、中小企業診断士の山下典明です。
「判断基準」 国保 or 任継
- 保険料
- 扶養者の有無(国保に「扶養」という概念は無い)
- 特典(保養所利用、etc)
※ 次の就職先が未定の場合
どちらか選ばなければならない!(※国民皆保険)
勤務先で社会保険に加入している場合、退職後「国民健康保険(国保)」or「社会保険 任意継続(任継)」を選択しなければならず、迷います。一般社員の方には何だかよく分からないと思います。私もそうでした。。。
私の場合、、、
過去に某IT企業を退職した際、「任継(けんぽ組合)」を選択しました。決め手(?)は、「①保険料が国保より安いこと」「②保養所等が使えること」でした。
判断基準は冒頭「1・2」
多少乱暴ですが、どちらを選択するか、判断基準は冒頭「1・2」になりそうです。特に、扶養者、例えば妻・子がいる場合などは、次の就職先が決まるまでは、任継の利用も選択肢として考えた方が良いです。
国保には「扶養」という概念がなく、世帯合算所得で保険料が決定されます。一方、任継には「扶養」という概念があります。「扶養者」がいる場合は、ここが大きな違いになります。
メリット
① |
在職中の標準報酬月額が28万円以上ならば保険料が安くなる(上限28万円)。 |
② |
保険給付等は今迄と同じ(※加入先へ要確認) |
③ |
1人分の保険料で家族全員分の保険が適用される(扶養)。 |
とはいえ、実際にどちらが得(社保料)かは、それぞれの窓口(市区町村 / 協会けんぽ or 健保組合)で調査することを、おススメいたします。
人事・総務部の方へ
ご家族(扶養者)がいる方が退職なさる場合は、任継の選択肢を、ご案内してあげてください。そして、手続きは、退職日の翌日から20日以内であることも、忘れずお伝えください。
案内をルーチン化しておくと、後日文句を言われる(「なんで言ってくれなかったんだ!」)などのトラブルを回避できます(※退職者にはご案内するルーチンが無難)。
そして、退職者の方へ「任継」を案内なさる際は、手続きする場所の「正式名称」や「住所」が印字されたものを渡してあげると、とても丁寧な対応になるかと思います。
従業員様は知らない?(例)
余談ですが、私が「任継」手続きをした際は、、、どこで手続きするのか分からず、、、とりあえずインターネットで検索、トップに表示された「協会けんぽ」窓口へ行きました。
すると、「ここは協会けんぽ○○支部です。○○健康保険組合ではないので、手続きできませんねぇ~。」と言われてしまいました。私が加入していたのは「○○健康保険組合」だったのです。それでも、窓口の方は丁寧に説明をしてくれ、最後には前職場にまで連絡をとってくれました。
当時の私は、人事労務について全くの無知。かなり恥ずかしい体験でした。。。
中小企業診断士 山下典明
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