皆様こんにちは。
ことのは、中小企業診断士の山下典明です。
業務分類、各職位に求めるモノ(書面)が既にある事業所様も、多いかと思います。
前回(キャリアパス設計(8.業務の分類②-2))の続きを綴りたいと思います。
- ぱっと見で分かりやすいですか。
- 何がどの程度できなければならないのか伝わりますか。
- 書面を基に適度な目標設定ができますか。
- 運用できていますか。
- 業務が網羅されていますか。
3.書面を基に適度な目標設定ができますか。
節目(年度末、半期、四半期、etc)毎に面談を行い、目標設定を行うことが多いかと思います。そして、次の節目で面談を実施、目標達成度合を確認、次の目標設定をする、、、このサイクルが行われていると思います。
ところで、現行の目標設定、何を基準にしていますか?
労働者の主観に任せていませんか?
そして、下記について心当たりはありませんか?
【チェック】目標設定を行いにくくする要素
- 職位別に基準となる目標(値)がない。
- 職位順ステップがなく、最終目標だけしかない。
- 上位~下位で目標設定に統一感がない。
職位別業務一覧を作ること、そして上記1・2に気を付けることで、上述の3つは回避できます。
なぜならば、職位横断的に全体図を俯瞰することで、嫌が上でも違和感や不十分さに気付くためです。
※もちろん、違和感や不十分さを潰していく必要があります。
適度な目標設定ができなければ、せっかく「キャリアパス」があったとしても活かされません。活かされなければ、事業計画達成が遠のきます。
「キャリアパス」の運用、従業員を巻き込み、活かし、効果を上げていくためにも、このような違和感や不十分さは、必ず解消するようにしましょう。
※作業の流れ(簡易図) 作成:山下典明
バックナンバー
キャリアパス設計(01.はじめに)
キャリアパス設計(02.設計と現場の乖離)
キャリアパス設計(03.職場文化との融合)
キャリアパス設計(04.理想形を探す)
キャリアパス設計(05.職位の設定)
キャリアパス設計(06.業務の分類①)
キャリアパス設計(07.業務の分類②-1)「ぱっと見で分かりやすいですか」
キャリアパス設計(08.業務の分類②-2)「何がどの程度できなければならないのか伝わりますか」
キャリアパス設計(09.業務の分類②-3)「書面を基に適度な目標設定ができますか」
キャリアパス設計(10.業務の分類②-4)「業務が網羅されていますか」
キャリアパス設計(11.業務の分類②-5)「運用できていますか」
キャリアパス設計(12.教育訓練体系図①)「まずは列挙、作成してみる!」
キャリアパス設計(13.教育訓練体系図②)「やるべきはどれか?」
キャリアパス設計(番外編.事業主の想い)
中小企業診断士 山下典明
横浜・馬車道の社労士事務所「ことのは」
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