皆様こんにちは。
ことのは、中小企業診断士の山下典明です。
先日の記事、未来形(理想)と現在形(現実)について記しました。
さて、未来形(理想)を探すためにはどのような手段があるのか?
- 創る!
- 保管庫に眠っているモノを目覚めさせる!
- ひな型を見つけてくる!
といったことが、考えられます。
「1.創る!」
これをやるべきなのでしょうが、やはり時間がかかります。日々業務が忙しい中、現在形(現実)も創ることを踏まえると、なかなか手が出ないと思います。
「2.保管庫に眠っているモノを目覚めさせる!」
これがあれば「お宝発見!」級です。ただし、過去のモノ、保管庫に眠っていたモノ、、、内外環境の変化を踏まえると、見直しが必要でしょう。見直しの結果によっては、そのまま使えますし、はたまた作り直しかもしれません。しかし、内容面や作り方・考え方の基準といった意味で、やはり「お宝発見!」級です。
「3.ひな型を見つけてくる!」
最速で未来形(理想)のたたき台を作成できます。しかし、やはり「ひな型」ですから、自社向けにカスタマイズする必要があります。そのまま使うのはおススメしません。これをそのまま使うと、「自分たちで考えたモノではないからねぇ・・・。」と、熱の入り方が違いますから運用が頓挫するのは目に見えています。
それぞれ一長一短ありますが、未来形(理想)を創る初期段階では、このようにいくつか方法が考えられます。いずれの方法をとるにしても、なにか青写真があると創り易いと思います。たとえ「1.創る!」を選択したとしても、上記2や3を参考にした方が良いでしょう。
さて、「3.ひな型を見つけてくる!」ですが、「どこから?」という声が聞こえてきそうです。様々なソースがありますが、参考になりそうなものが掲載されているURLを、以下に記しておきます。
静岡県公式HP「介護事業所キャリアパス制度導入ガイド」
http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-220/jinzai/careerpath.html
※様々な事業所における実物が紹介されています。見易く、揃っている感があります。
厚生労働省HP「介護職員処遇改善交付金」
http://www.mhlw.go.jp/topics/2009/10/tp1023-1.html
※ページを少し下へ移動すると、キャリアパスモデルが、幾つか紹介されています。
厚生労働省HP「キャリアマップ、職業能力評価シートのダウンロード」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000093584.html
※様々な業種のモノが、紹介されています。
以上を参考にすることで、未来形(理想)を、多少なりとも創りやすくなると思います。「介護」という業界だけにとどまらず、他業界においても、箱(作り方)として参考になりますので、是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。
※作業の流れ(簡易図) 作成:山下典明
バックナンバー
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キャリアパス設計(02.設計と現場の乖離)
キャリアパス設計(03.職場文化との融合)
キャリアパス設計(04.理想形を探す)
キャリアパス設計(05.職位の設定)
キャリアパス設計(06.業務の分類①)
キャリアパス設計(07.業務の分類②-1)「ぱっと見で分かりやすいですか」
キャリアパス設計(08.業務の分類②-2)「何がどの程度できなければならないのか伝わりますか」
キャリアパス設計(09.業務の分類②-3)「書面を基に適度な目標設定ができますか」
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キャリアパス設計(11.業務の分類②-5)「運用できていますか」
キャリアパス設計(12.教育訓練体系図①)「まずは列挙、作成してみる!」
キャリアパス設計(13.教育訓練体系図②)「やるべきはどれか?」
キャリアパス設計(番外編.事業主の想い)
中小企業診断士 山下典明
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