皆様こんにちは。
社会保険労務士法人ことのは
中小企業診断士の山下典明です。
12月28日(木)、本日仕事納め、という方も多いのでは?
弊社は、12月29日(金)、17:00まで営業しております!
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さて本日の記事は、事業所における「キャリアパス設計」。
介護事業所では、これが「処遇改善加算」を得るための必須要件ということもあり、多くのお客様から設計依頼をいただいております。
「キャリアパス設計」という一言ですが、やることは沢山あります。では、沢山ある要素を全てやれば仕上がるのかというと、そうでもありません。やはり、沢山ある要素には手がける順序があります。
この順序を考えずに「キャリアパス設計」を行ったとしても、出来栄えが立派なものを仕上げることは可能です。出来栄えが立派なので役所ウケは抜群です。そういった点では、意味のある成果物かもしれません。
しかし、実際に運用するとなると話は別です。設計通りに運用したところ、、、
- 従業員から猛反発をくらった
- 離職率が高まった
- キーパーソンが辞めてしまった
- 教育による効果が実感できない
- 現行賃金設計との乖離が生じてしまった
- 本業外作業の増加に伴い残業が増えた
- 運転資金が不足してしまった
良いものであるはずの「キャリアパス設計」が、経営難を招く。。。
その結果、変化により生じた悪循環を断つため、変化を封印して元の状態に戻す(という悪循環)、、、「キャリアパス設計」は地中10,000㎞に埋もれることになります。なんのための作業だったのでしょうか。外部に自慢?アピールするため?だけだったのでしょうか。モッタイナイ。
さて、そんな「キャリアパス設計」、私が進める上で注意していることを、、、1回で書き切れれば良いのですが、私の力量ではまとめられそうにありません。複数回にわけて、実体験も含めた記事を、綴っていこうと思います。
※作業の流れ(簡易図) 作成:山下典明
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中小企業診断士 山下典明
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