皆様こんにちは!
社会保険労務士法人「ことのは」
中小企業診断士の山下典明です。
- BCP策定、難しく考えることはありません。
- 人命第一、安否確認から始めましょう!
- 安否確認後、経営資源(ヒト・モノ・金・情報)を切り口に、時系列で考えます。
BCP(Business Continuity Plan)、日本語訳すると「事業継続計画」です。
大地震、台風、洪水、土砂崩れ、そして新型コロナウィルス、これらの非常事態が発生した際、どのようにして事業継続の可能性を高めるのか。「そんなん、起こってみなきゃ、わからんよ!」という声が聞こえてきそうです。
過去に経験のない未曾有の大混乱が生じた場合、何がベストなのかは確かに分かりません。しかし、その場で立ち尽くしていたり、その場の皆が右往左往それぞれがバラバラに行動していたのでは、回避できる危機も回避できなくなりかねません。最悪のケース、生命の危機にさらされる可能性が高まります。
では、大企業および中小企業において、BCP策定はどの程度すすんでいるのでしょうか。
引用:2020年度「中小企業白書」
中小企業では「策定している」が「12%」、約60%が「策定していない」「分からない」となっています。さらに、この数値はここ数年変化していません。一方、その間には様々な災害が発生しています。
国はBCP策定を推奨しており、これが認定されると「固定資産全減免」や「補助金加点要素」等、様々な特典を受けることができます。しかし、これだけ策定がすすまないならば、このような誘因のインパクトは少ないと考えるのが妥当でしょう。
「そもそもBCPって何なの?」
「作らないといけないの?」
「作るとどうなるの?」
「どうやって作るの?」
これらが解決されない限り、策定率が高まることはない気がします。
- 就業中、大地震が発生したら、何をするか?
- 休息中、大地震が発生したら、何をするか?
まずは、これらについて検討いただければ良いかと思います。人命あっての事業継続です。人命を守るために何をしますか?人命の安否をどのように確認しますか?人命の安否が確認できたら次に何をしますか?
皆さんが当然と考えることをまとめておく、周知しておく、共通認識化しておく、これらだけで混乱を回避できるはずです。「BCP策定」という言葉、何か専門的なことのように思えますが、入り口のハードルはそんなに高くありません。人命を守るために何をするか、どなたでも考えられることだと思います。
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中小企業診断士 山下典明
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